サイエンスの旅 自発的対称性の破れとヒッグス機構
対称性が自発的に破れると新たなボソンが発生し、この発生した質量ゼロのボソンを南部・ゴールドストーンボソンといいます。、ところが、ここに長距離力 ( ゲージ場 ) が存在するときは、ゴールドストーンボソンは現れず、代わりにゲージ場が質量を獲得するといったことが起こります。これをヒッグス機構といいます。このヒッグス機構は、従来は困難とされたゲージ粒子の質量に対して、物理学的に整合性を保った、合理的な説明を与えたのです。
David McMahon「場の量子論」に依拠しました。
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